【新型ウイルス】ヤマトの宅配便、6月も18・7%増で3カ月連続の2桁伸び

【新型ウイルス】ヤマトの宅配便、6月も18・7%増で3カ月連続の2桁伸び

“巣ごもり消費”続く

ヤマト運輸が7月6日発表した6月の小口貨物取扱実績によると、宅急便全体で前年同月比18・7%増の1億7022万8199個となった。個数は6月としては過去最高で、3カ月続けての2桁増に達した。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛でインターネット通販を利用する“巣ごもり消費”が引き続き増えていることが背景にある。内訳は、住戸のポストに入る小型の「ネコポス」が49・4%増の2079万691個と大幅に伸びた。宅急便と宅急便コンパクト、非対面の受け取りが可能なEC向け新サービス「EAZY」の合計は15・4%増の1億4943万7508個だった。

一方、企業などの利用がメーンの「クロネコDM便」は25・1%減の6984万2924冊と不振が続いている。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い在宅勤務や店舗の営業自粛が広がったことが影響しているもようだ。

(藤原秀行)

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