地元市と災害発生時の協力協定締結、支援物資の一時保管など提供へ
大和ハウス工業は7月9日、岩手県花巻市でマルチテナント型物流施設「DPL岩手花巻」を開発すると発表した。併せて、大和ハウスと花巻市は「地震などの災害発生時における物資集積協力に関する協定」を締結した。
新施設は鉄骨造平屋建て、延べ床面積は1万3664平方メートル。同市では初のマルチテナント型物流施設となる。
最大4テナントが入居できる設計とする計画。約3000平方メートルの区画から利用可能。東北道の花巻ICから約1・2キロメートルで、釜石道や秋田道へのアクセスにも強みがある立地。岩手県内全域に加えて北東北エリアへの配送拠点として利用を想定している。
JR東北本線の花巻空港駅から約800メートル(徒歩10分)のため、労働力確保にも強みがあるとみている。
協定は、災害時に同施設を支援物資の一時保管や集積場所として提供することなどを盛り込んでいる。
「DPL岩手花巻」の完成イメージ
(藤原秀行)