新潟・三条のオークス、日立物流首都圏の相談が契機
家庭用品の開発・販売を担うオークス(新潟県三条市)はこのほど、倉庫向けに上部空間を有効利用できる「業務用昇降棚LF」を発売した。
2メートル以上の高さがある棚の上から踏み台に乗ったりフォークリフトを操縦したりしなくても、操作棒を使って荷物を取り下ろすことができる。棚は98センチメートル下に降りる設計で、小柄な女性やシニア層でもスムーズに荷物を取り出せるよう配慮している。
日立物流首都圏から「デッドスペースを利用しつつ(作業の)効率がアップできるよう昇降棚を物流用に使えないか」との相談が寄せられたのが開発のきっかけという。棚を引き下ろしても商品が飛び出さないよう安全にも配慮している。
日立物流首都圏以外の物流事業者にも利用を積極的に働き掛ける。価格は1台当たり税別10万円。
「業務用昇降棚LF」の使用イメージ(オークスプレスリリースより引用)※クリックで拡大
(藤原秀行)