3・2万平方メートル、コンテナハウス型休憩スペース導入
日本GLPは7月15日、岡山県総社市でマルチテナント型物流施設「GLP岡山総社Ⅲ」を開発すると発表した。
地上3階建て、延べ床面積は約3万2000平方メートルを計画。2021年5月の着工、22年3月の竣工を見込む。同市で開発するのは3棟目となる。
両備ホールディングスが開発・造成した「岡山総社IC流通センター」内に立地。岡山自動車道の岡山総社ICに近接し、山陽自動車道へのアクセスにも強みがあるため、西日本広域をカバーできると見込む。
最大4テナントが入居可能な設計とする。ニーズに応じて2層使いも可能。汎用性の高い基本的な倉庫仕様に加えて、床の耐荷重強化や、荷物用エレベータの搬送能力向上、バースの拡張など10以上のオプションから個別ニーズに合わせて入居企業が選んで施設スペックを充実させられる仕組みを採用する。
出荷を迅速かつ円滑に行える両面バースを備え物流業務の効率化をサポートするほか、出幅5・5メートルのひさしと高さ5・2メートルのオーバースライダーをトラックバースに導入し、雨天でも作業しやすい環境を確保する。
働きやすい環境を整備するため、庫内で働くスタッフやトラックドライバー向けにコンテナを用いたコンテナハウス型の休憩スペースを屋外に設置。庫内に大型シーリングファンを設置し、夏でも作業がしやすくする。
隣接する「GLP岡山総社Ⅰ」「GLP岡山総社Ⅱ」と一体的に運営してカフェテリアや売店、駐車場などの共用サービスを提供するとともに、緊急時の免震施設としての管理機能や防災機能の面で連携することを想定している。
トレーラーハウス型の休憩スペースイメージ※クリックで拡大(いずれも日本GLP提供)
(藤原秀行)