小売店舗や直売所へ直送、販路拡大をサポート
佐川急便と農家の直売所運営などを手掛ける農業総合研究所は7月16日、山梨県昭和町の佐川営業所内に農産物出荷用の集荷場「南アルプス集荷場」を開設したと発表した。同8日に運営をスタートした。
両社による同様の取り組みは長野県須坂市、山梨県笛吹市に次いで3カ所目。いずれも佐川の施設内に集荷場を導入している。農業総合研究所が展開している情報システムを活用し、佐川が集めた農産物を全国の小売店舗や直売所へ直接配送することで、農家の販路拡大をサポートする。
生産者はシステムに情報を登録することで専用のバーコードが発券され、集荷場に農産物を持ち込めるようになる。生産者が価格や販売先を自由に設定できる仕組みだ。
新設した「南アルプス集積場」(いずれも佐川急便提供)
(藤原秀行)