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安田倉庫とOKIグループ、医療機器のサポート事業分野で提携を正式発表

安田倉庫とOKIグループ、医療機器のサポート事業分野で提携を正式発表

メディカルロジスティクスセンター生かし検品や修理など「ワンストップサービス」提供

安田倉庫とOKIグループで工事・保守事業を手掛けるOKIクロステックは7月21日、医療機器に関する出荷や保守・修理、問い合わせへの対応などの多様な業務を一括して提供する「医療機器サポート事業」の分野で業務提携したと正式発表した。

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第1弾として、今年8月に稼働を本格的に開始する安田倉庫の新物流拠点「安田倉庫東京メディカルロジスティクスセンター 東雲営業所」(東京・江東区東雲、延べ床面積約2万2000平方メートル)と、「(仮称)辰巳営業所」(同区辰巳、約1万7000平方メートル)を活用。倉庫・物流機能に加えて医療機器の検査・点検・検品・薬事ラベル添付業務、洗浄・廃棄、修理、コールセンター業務、オンライン遠隔監視サービス、AI(人工知能)を生かした予兆診断による故障予測適時保守などを行う「医療機器総合ワンストップサービス」の提供を始める。

医療機器の点検代行や迅速な修理対応で医療機器メーカー・医療機器販社の経営効率向上を後押しするとともに、多忙を極める医療従事者の業務負荷を減らし、災害や感染拡大(パンデミック)などの緊急時にも医療業務に集中できる環境整備を支援するのが狙い。

「東雲営業所」は安田倉庫が野村不動産と共同開発し、今年5月に完成。「(仮称)辰巳営業所」は以前、東京納品代行の物流拠点として使われていた施設を安田倉庫が今年3月に取得した。今後メディカルロジスティクスセンターは全国5拠点に拡大する計画で、AIなどの最新技術を活用したさらなるサービス強化を図る方針だ。


「東京メディカルロジスティクスセンター東雲営業所」(上)と「(仮称)辰巳営業所」(下)

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新サービスは安田倉庫が物流事業者として初めて医療機器修理業許可(修理区分特管第1区分から特管第8区分まで)を取得したことで実現した倉庫内での医療機器修理を含む、高度なサポートサービスとなる。

OKIクロステックはメディカルロジスティクスセンター内で行われる医療機器修理の安全性・品質管理と、医療施設における点検代行や修理業務、コールセンター業務を担当。両社はこれまで別々に行っていた業務をセンター内に一本化し、物流会社・保守会社に分かれていた契約・品質管理をまとめることで、医療機器全体の一元管理による在庫回転率・装置稼働率の向上、業務効率向上、輸送効率化によるCO2削減などを実現し、医療事業者の経営効率を高めることが可能になるとみている。

安田倉庫は、医療機器の安全性と品質を確保するための国際標準規格「ISO13485」のほか、医療機器製造業、高度管理医療機器等販売業・貸与業などの各種認証を取得し、メディカル関連企業(医薬品・医療機器のメーカー、医薬品医療機器卸など)各社に、メディカルに特化した物流サービスを提供している。

一方、OKIクロステックは全国に200拠点と3200人のスタッフを抱え、24時間365日体制の保守・コールセンター対応を行っている。特に医療市場向けサポートサービス分野では医療機器修理責任技術者約280名を擁し、全都道府県77カ所の医療機器修理業許可拠点を持つ体制を活用、年間1万5000件以上の医療施設オンサイト修理対応実績を有している。両社が組むことで、より高度な医療関連サービスを提供できると判断した。


ワンストップサービスの概要※クリックで拡大(いずれも両社プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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