ZMP・谷口社長がオンラインイベントで発表
ZMPの谷口恒社長は8月18日に実施したオンラインのイベントで、無人宅配ロボット「DeliRo(デリロ)」が公道を走行して食材などを届ける実証実験を、東京都中央区佃の高層マンションなどが立ち並ぶエリアをモデル地区として実施する方針を発表した。
政府も自動配送ロボットの公道走行実証実験を年内に可能な限り早く実現することを目指し、民間事業者の準備を支援している。ZMPは政府の基準緩和の認定を取得、2020年中の早期に実験を行いたい考えだ。
デリロが1つの店舗から商品を受け取って複数の相手に届けるのに加え、複数の店舗からさまざまな料理などをいったんガソリンスタンドやコンビニに設置した中継拠点で集約、デリロに積み替えて複数の相手に運ぶことも視野に入れている。
エリア内の高層マンション住民に加え、スーパーやコンビニ、ドラッグストア、宅配事業者らの協力も得て実験を展開する構想だ。
谷口社長は「新型コロナウイルスの感染拡大で非接触の宅配需要が増えている」と指摘。デリロの早期実用化に強い意欲を見せた。
DeliRoによる宅配のイメージ
宅配収益化のイメージ※クリックで拡大(いずれもZMPウェブサイトより引用)
(藤原秀行)