ギグワーカーが宅配請負
セイノーホールディングス(HD)は9月1日、ポスティング広告などを手掛けるリビングプロシード(東京・六本木)を8月31日付で傘下に収めたと発表した。
セイノーHDは8月にアパレルなどの通販大手フェリシモと組み、自分の空いた時間に仕事を請け負うギグワーカーを活用した新たな宅配サービスを開始したと発表。荷物の受け取り手が玄関前など届ける場所を指定できる「置き配」を本格的に取り扱う予定だ。リビングプロシードのグループ企業入りもその一環。同社株の取得価格などは開示していない。
セイノーHD傘下の西濃運輸が全国に展開している物流網と、フェリシモ子会社のLOCCO(子会社)のEC物流に関するノウハウ、リビングプロシードがちらし配布業務で関係を築いている約1万人のギグワーカーを組み合わせ、今年4月から首都圏で始めた置き配サービス「OCCO(オッコ)」を拡大していく構想だ。
(藤原秀行)