明確に使用確認はプロロジスとGLPの計2件
KYBと子会社のカヤバシステムマシナリーによる建物向け免震・制振オイルダンパーの検査データ改ざん問題に関連し、Jリートの日本ロジスティクスファンド投資法人は10月29日、現時点で保有している全資産で、国の基準などに適合していない装置を使っていないことを確認したと発表した。
同銘柄は今月1日時点で物流施設を45件保有している。
これで物流施設をポートフォリオに組み入れているJリート15銘柄のうち12銘柄が、全ての物流施設が“免震不適合”に該当していないと開示した。
一方、該当の物流施設はプロロジスリート投資法人とGLP投資法人でそれぞれ1物件保有していた。加えて、大和ハウスリート投資法人も1物件確認したと開示したが、建物の用途は明らかにしておらず、物流施設かどうかは不明。
15銘柄が現在保有している物流施設約350件のうち、99%超の施設が“免震不適合”ではないことが明らかになった。
日本ロジスティクスファンド投資法人は併せて、川金ホールディングスグループによるデータ改ざんのあったダンパーについても、保有している物流施設には使われていないことを確認したと発表した。
(藤原秀行)