セブン-イレブン、店舗からの宅配サービスを本格展開へ

セブン-イレブン、店舗からの宅配サービスを本格展開へ

21年度以降に都内1000カ所へ拡大目指す

セブン-イレブン・ジャパンは、インターネットで注文を受けた商品をコンビニ店舗から直接宅配するサービスを本格的に展開する準備を進めている。最短30分で届けるスピード宅配を実現し、アマゾンジャパンや楽天、ヤフーなどのEC大手に対抗したい考え。他のコンビニチェーンとの差別化も図る。

セブンは2018年から宅配の実証実験を展開しており、現在は東京都内の39カ所と北海道、広島県の約250カ所で実施中。配達はセイノーホールディングスグループのGENie(ジーニー、東京都中央区日本橋人形町)が担当している。まず20年度中に東京都内で100店舗へ広げ、21年度以降には1000カ所まで拡大することを目指す。その後は全国で数千店舗規模に伸ばしていくことを視野に入れているようだ。

現在の都内での配達エリアは店舗から半径500メートル圏内。午前9時~午後10時の間に注文を受け付けている。

新型コロナウイルスの感染拡大で宅配需要が増えていることもあり、店舗からの宅配のニーズが見込めると判断。都内での需要掘り起こしを図る。

(藤原秀行)

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