住友倉庫が2年連続環境債発行を計画、総額100億円見込む

住友倉庫が2年連続環境債発行を計画、総額100億円見込む

倉庫の環境保全へ設備投資

住友倉庫は9月17日、環境保護関連の資金を調達するためのグリーンボンド(環境債)を10月に発行すると発表した。昨年に続いて2回目。

発行条件は期間5年と10年でそれぞれ50億円を予定。主幹事は大和証券とSMBC日興証券が務める。愛知県犬山市で建設した情報記録媒体を取り扱う倉庫「犬山アーカイブズ」や埼玉県羽生市で近く完成する「羽生アーカイブズ第2センター第三期倉庫」の環境保全のための設備投資に充当する。

神戸市沖合の人工島・ポートアイランドで建設を進めている新倉庫「(仮称)ポートアイランドL-6新倉庫」も対象。省エネ型の空調設備や照明の採用、太陽光発電設備の導入などを検討しているとみられる。

同社は昨年、国内の倉庫会社としては初めてグリーンボンドの発行に踏み切った。


神戸市沖合のポートアイランドで建設している倉庫の完成イメージ(住友倉庫提供)

(藤原秀行)

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