全体でも20・7%の伸び
ヤマト運輸が11月6日発表した10月の小口貨物取扱実績によると、宅急便全体では前年同月比20・7%増の1億6842万585個に上った。特に、住戸のポストに入る小型の「ネコポス」が82・3%増の2568万2571個と大きく伸びたのが全体を引き上げた。新型コロナウイルスの感染拡大が契機となったEC利用増が定着しているようだ。
宅急便と宅急便コンパクト、非対面の受け取りが可能なEC向け新サービス「EAZY」の合計は13・8%増の1億4273万8014個で、再び2桁の増加率を記録した。
一方、企業などの利用がメーンの「クロネコDM便」は9・1%減の7800万1234冊と不振が続いている。
(藤原秀行)