佐賀空港で、スーツケースを1個当たり平均25秒
全日本空輸(ANA)と豊田自動織機は12月7日、航空機向けの手荷物積み付け工程自動化に関する実証実験を同14~18日に九州佐賀国際空港の貨物上屋で行うと発表した。
両社が共同開発した、手荷物のコンテナへの積み付けロボットと、自動運転トーイングトラクターを組み合わせ、手荷物を航空機に搭載する一連の工程を自動化することを目指す。
積み付けロボットは、ロボットハンドでスーツケースをつかみ、縦向きと横向きのいずれにも積み付けることができる。ロボット自らがスーツケースのサイズを読み取って、荷崩れの可能性が少ない位置を割り出す。1個当たり平均25秒で積み付けられるという。
自動運転トーイングトラクターは最高時速15キロメートル、上屋内は5キロメートルで走行。実験の際は制限区域内で1周約260メートルを走る予定。
積み付けロボット(上)と自動運転トーイングトラクター(両社プレスリリースより引用・クリックで拡大)
(藤原秀行)