カインズ、三重・桑名でロボットなど自動化設備活用した9万平方メートルの大型物流拠点開設へ

カインズ、三重・桑名でロボットなど自動化設備活用した9万平方メートルの大型物流拠点開設へ

伊藤忠都市開発が担当、「西のマザーセンター」として23年秋稼働開始予定

ホームセンター大手のカインズは1月28日、三重県桑名市で大型物流拠点「カインズ桑名センター」を開設すると発表した。

伊藤忠都市開発が開発する物流施設を利用する。鉄骨造で地上4階建て、延べ床面積は9万378平方メートルを計画。カインズの物流拠点としては最大規模になり、「西のマザーセンター」として運用する。竣工は2023年5月、稼働開始は同年の秋をそれぞれ予定している。

東名阪自動車道の桑名ICから約7・5キロメートル、桑名東ICから約7キロメートルに位置し、全国への広域配送拠点及び名古屋中心地への配送拠点として利便性の高い立地。新名神高速道路(23年全線開通予定)、東海環状自動車道(26年全線開通予定)の整備進展に伴い、利便性の向上が見込まれている。

外壁に取り付けたスロープで1、2階へ直接アクセス可能にするとともに、最大144台のトラック接車台数を確保。今後の店舗数増加や機能拡充にも柔軟に対応できるようにする。従業員や外部スタッフ用に300台以上の駐車スペースを用意し、空調の整備や保育施設の設置など快適な作業環境を確保する計画も進める。

施設内部には入荷品の荷卸ろしや運搬、商品の小分けなどの業務にロボットや自動運転マテハンを導入、物流管理システムと連携した24時間対応など業務の効率化を図る。


「桑名センター」の完成イメージ(カインズ提供・クリックで拡大)

(藤原秀行)

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