トータルで金融機関35に拡大
自動車のリースや経営コンサルティングなどを手掛けるリアライズコーポレーション(東京都港区六本木)は4月27日、新たに福岡・北九州エリアを地盤としている第2地方銀行の福岡中央銀行(福岡市)と、リアライズが運営している大型トラック・トレーラーを対象とした投資ファンド「トラックファンド」に関し、顧客紹介業務に関する提携契約を締結したと発表した。提携金融機関は計35に達した。
トラックファンドは投資家からの資金を元手として国内の各種トラックやトレーラーを購入。運送事業者は車両をリースし、集まったリース料を原資として投資家に還元している。運送事業者は車両を所有からリースに切り替えることで資産のオフバランス化による財務体質改善を進められるほか、投資家も安定した利回りの金融商品として投資を検討できるメリットがある。
福岡中央銀行としても顧客開拓などのメリットが期待できる。リアライズコーポレーションは引き続き、手堅い顧客ネットワークを持つ地方銀行など金融機関と連携、トラックファンドの普及を図る。
(藤原秀行)※イメージ写真はリアライズコーポレーション提供