精密機器や自動車部品の輸送に強み、3PL拡大目指す
センコーグループホールディングス(GHD)は4月30日、オーストラリアの物流企業AirRoad(エアロード)を買収したと発表した。同日付で株式の60%を取得した。取得額は開示していない。
エアロードは1989年設立。オーストラリア国内5カ所に事業所を構え、精密機器や自動車部品の輸送に強みを持つ。
オーストラリアは人口増加が続いており、今後も市場成長が見込めると判断。センコーグループの倉庫運営ノウハウを活用するとともにロボティクス技術も導入。海外での3PLサービス拡大につなげたい考え。併せて、冷凍・冷蔵の長距離輸送や域内配送を確立、コールドチェーン事業への本格参入を目指す。
センコーグループは2010年にオーストラリアで現地法人を設立。日本の大手住宅メーカーの海外進出を物流面でサポートしてきた。
エアロードのトラック(センコーGHDプレスリリースより引用)
(藤原秀行)