スマホとセンサーで体調不良や車両異常を迅速に検知、19年度実用化目指す
ヤマトホールディングス傘下で自動車整備を手掛けるヤマトオートワークスは11月26日、デジタル技術を使った点呼システム「スマート点呼」を開発したと発表した。
スマートフォンの画面で質問への回答をタップして選ぶほか、各種センサーを通じて呼気にアルコールが含まれていないか、体温や血圧、心拍数に異常がないか、車両に故障がないか、タイヤの空気圧は正常か、といった点に関するデータをサーバーに自動収集。運行管理者がデータを一元的に管理できる。
同社は目視や口頭での確認より正確かつ迅速に現状を把握することが可能とみている。2019年度中に実用化し、グループ外の運送会社へ売り込む計画。
(藤原秀行)