NHK「プロフェッショナル」にヤマト宅配ドライバー・永澤氏が登場、驚きの仕事ぶり公開

NHK「プロフェッショナル」にヤマト宅配ドライバー・永澤氏が登場、驚きの仕事ぶり公開

担当エリア2000世帯住人の在宅時間をほぼ記憶、再配達率数パーセントに抑制

経済や芸能、スポーツなどさまざまな世界の第一人者にスポットを当て、余人をもって代えがたいハイレベルな仕事ぶりや生き様を紹介するNHKの人気番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」の5月18日放映分に、ヤマト運輸の宅配ドライバー、永澤康太氏が登場した。

番組では、ヤマトの約6万人のドライバーの頂点に立つほどの実力の持ち主と同氏を紹介。埼玉県鴻巣市の同社営業所に勤める永澤氏が荷物を無事に届けるという“当たり前の日常”を支えるため、日々担当エリアを奔走して汗を流す同氏の驚異的な仕事内容が明かされた。

冒頭、「永澤が荷物を運べば、街の空気も変わる」とナレーションが入った通り、荷物を受け取る人たちや職場の同僚らの明るい笑顔が目立った。その背景として、細やか過ぎるほどの細やかな気遣いや計算をしていることが明らかにされた。

例えば、担当エリアにある約2000世帯のほぼ全てに関し、住人が在宅している時間帯を記憶しているため、再配達率は業界全体の平均を下回る数パーセントにとどめられているという。他にも、雨が降っている時は風と向かい合う形にトラックを向けて止めることで、荷台に雨が吹き込んでこないようにするなど、経験から導き出した細かな配慮を随所に見せていた。

同社のAI(人工知能)で効率的な配送順を自動作成するシステムに、自らの経験や判断を加えて磨きを掛けていることも紹介。その中で永澤氏が配達の際、AIが薦めるのとは異なるルートを通った理由として、道端に生えている木の枝がトラックに接触し、木が痛む可能性があることを挙げていた。日々の環境変化までを頭に叩き込んでいることが示され、驚きの連続だった。


(番組公式ウェブサイトの予告動画よりキャプチャ、引用)

(藤原秀行)

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