伊藤忠とファミマ、廃油処理燃料をコンビニ配送車両に活用へ

伊藤忠とファミマ、廃油処理燃料をコンビニ配送車両に活用へ

軽油比で温室効果ガスの排出量9割削減見込む

伊藤忠商事と伊藤忠エネクス、ファミリーマートは5月31日、フィンランドの再生可能エネルギー製造会社ネステグループと連携し、日本で初めてコンビニ配送車両に廃油を処理した燃料「リニューアブルディーゼル(RD)」を使うと発表した。

6月初旬以降、横浜市内のファミマ配送センターで、車両の一部に軽油の代替燃料としてRDを100%採用する。EV(電気自動車)普及までの間、RDを活用して配送時の温室効果ガス排出量削減を図る。

RDは軽油に比べ、製品の資源採取から生産、流通、廃棄、リサイクルの一連の過程に至る「ライフサイクルアセスメント」ベースで温室効果ガスの排出量を9割減らせると見込まれている。伊藤忠はRDの利用を日本やアジアで広めていきたい考えだ。

(藤原秀行)

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