冷蔵設備新設、医薬品物流ニーズに対応
日本通運は7月2日、現地法人のイタリア日本通運が、5月25日を発効日としてミラノ・マルペンサ空港近郊のライナーテにある自社倉庫内で、欧州委員会が定める医薬品の適正な流通基準GDP(GoodDistributionPractice)認証を取得したと発表した。
イタリアは、医薬品業界総生産額の世界シェアで12%、欧州域内シェアで22%を占め、世界でも重要な製造国の一つ。また医薬品産業は国内でも過去10年間で168%の伸びを遂げている成長産業。
イタリア日通はライナーテの自社倉庫内に2~8度(20平方メートル)、15~25度(470平方メートル)の冷蔵設備を有する温度管理機能を備えた空調施設を新設した。
今後は同施設による一時保管業務と当社の国際温度管理輸送サービスを組み合わせ、医薬品産業の物流ニーズに対応する予定。
(ロジビズ・オンライン編集部)