ZMP、荷台備えた宅配ロボ新シリーズ「デリロトラック」のプロトタイプ発表

ZMP、荷台備えた宅配ロボ新シリーズ「デリロトラック」のプロトタイプ発表

ビールケース運搬など多様な用途を想定

ZMPは7月13日、東京都内の本社で開催したイベントで、低速移動の自動宅配ロボット「DeliRo(デリロ)」の新シリーズ「デリロトラック」のプロトタイプを公開した。

従来のデリロが側面に備えている宅配荷物を収納可能なボックスの代わりに、後部に荷台スペースを設置。重量物などを運びやすいよう配慮している。荷台スペースの脇からストッパーを引き出し、荷物を固定することも可能。

イベントに登壇したZMPの谷口恒社長は、使用のイメージとして重いビールケースや業務用ビール生樽を積んだり、移動図書館として予約した人に本を届けたり、食べ物の自販機を搭載したりすることを紹介。「年内ぐらいに興味を持ってくださるお客様(の要望)に合わせて仕様を決めていきたい」と説明するとともに、使い方のアイデアを探っていきたいとの考えを示した。現状では歩道を走行することが可能という。

同社は併せて、新たに無人清掃ロボット「VacuuRo(バキュロ)」の販売を開始することも公表した。フローリング用の「バキュロ・ウェット」とカーペット用の「バキュロ・ドライ」を準備。オフィスや空港ロビーなどでの利用を想定している。


「デリロトラック」のプロトタイプ

(藤原秀行)

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