EC利用増で大型荷物の取り扱い拡大、「ヤマト便」は廃止へ
ヤマト運輸は7月20日、宅配サービス「宅急便」で取り扱う荷物のサイズ区分に関し、10月4日付で「180サイズ(3辺の合計が180センチメートル以内)」と「200サイズ(同200センチメートル以内)」を新設すると発表した。サイズ拡大を受け、これまで規格を超える荷物の発送に利用できたヤマト便は10月3日荷受け分をもって廃止する。
ECの利用拡大に伴い、地方の米や特産品、家具・家電など大型の商品の配送が増えており、事業者側が宅配時に送る荷物サイズも多様化している。これまで同社は宅急便の上限サイズを「160サイズ(3辺合計が160センチメートル以内)」に設定し、それ以上の大きな荷物はヤマト便(3辺合計200センチメートルまで、重量30キログラムまで)で取り扱ってきた。
サイズ拡大と併せて、従来ヤマト便で対応していなかった大型荷物についても、クロネコメンバーズの割引制度や送り状発行サービス、さらに配達時の時間帯指定や宅急便センターでの受け取りサービスを提供し、利用者の利便性をさらに高める。
※以下、プレスリリースより引用
サイズ名 | 3辺合計 | 重量 | 税込料金 ※現金支払いの場合 |
60サイズ | 60cm以内 | 2㎏まで | 930円~ |
80サイズ | 80cm以内 | 5㎏まで | 1,150円~ |
100サイズ | 100cm以内 | 10㎏まで | 1,390円~ |
120サイズ | 120cm以内 | 15㎏まで | 1,610円~ |
140サイズ | 140cm以内 | 20㎏まで | 1,850円~ |
160サイズ | 160cm以内 | 25㎏まで | 2,070円~ |
180サイズ | 180cm以内 | 30㎏まで | 2,400円~ |
200サイズ | 200cm以内 | 30㎏まで | 2,840円~ |
(ロジビズ・オンライン編集部)