急拡大のアジア市場で新たな事業展開など検討
ヤマトホールディングスは7月26日、コーポレートベンチャーファンド(CVC)「KURONEKO Innovation Fund」を通じ、東南アジアでEC市場参入のためのECサイト構築・運営からフルフィルメントサービスまでトータルで提供する「ECイネーブリング」などを展開しているシンガポールのiStore iSendに出資したと発表した。具体的な出資額は開示していない。
Store iSendはマレーシア・シンガポールを中心に、ECサイト構築・運営から受注管理、倉庫作業、配送までを自社システムで統合・管理しており、さらに多様なマーケットプレイスへのアクセス、豊富な物流企業とのネットワーク、ユーザーフレンドリーなUXなどを強みとしている。同社は現在、約30以上の外資系日用消費財ブランド、約300の現地D2C(消費者直販)ブランドと取引している。
CVCのポートフォリオに同社を組み入れ、急拡大するアジアのEC市場で新たな事業展開などを検討していく構え。
(ロジビズ・オンライン編集部)