コンソーシアムと連携予定、県などが事業者選考中
リゾート施設運営などを手掛けるTHE NIKIと台湾のデベロッパーChyau Fwu(チャウフー)が組織しているコンソーシアム「NIKI Chyau Fwu (Parkview) Group(ニキ チャウフー パークビュー グループ)」は7月27日、長崎県や佐世保市などが同市の大型テーマパーク「ハウステンボス」敷地内約30ヘクタールへの誘致を目指しているIR(統合型リゾート)に関し、新たな開発構想を発表した。
同グループがIRの運営ライセンスを取得した場合、IR開発地域にESRがデータセンターと物流センターを建設することを表明した。両施設の具体的な規模などは明らかにしていない。
IRに関しては長崎県などが事業者の選好を進めており、今秋までに最終決定する見通し。国から認定を受ければ正式にIR開設が決まる。同グループのほか、オーストリアの大手カジノ運営企業などが名乗りを挙げている。
IRはカジノやリゾート施設のほか、ショッピングセンターなども開設するとみられ、ESRは物流センターのニーズが見込める上、雇用創出などの面でも地元経済に貢献できるとみているようだ。
(藤原秀行)