【現地取材】サンケイビルが神奈川・厚木で自社開発2棟目の物流施設竣工、地元物流企業が1棟借り確定

【現地取材】サンケイビルが神奈川・厚木で自社開発2棟目の物流施設竣工、地元物流企業が1棟借り確定

1.4万㎡、太陽光発電システムなど採用した環境配慮型

フジサンケイグループの不動産会社サンケイビルは8月30日、神奈川県厚木市で竣工した物流施設「SANKEILOGI(サンケイロジ)厚木」をメディアなどに公開した。同社が自社で開発した物流施設としては、千葉県柏市に続いて2棟目。

地上4階建て、延床面積は1万4054平方メートル。機械部品メーカーの業務を担っている地元の物流企業が1棟借りすることが決定しており、9月1日から満床稼働する。


施設の全景


最上階・4階のフロア。柱の数を減らし効率的に使える空間にしている


4階からの眺望


4階フロアは事務所スペースを将来拡張できるよう、窓のあるスペースを設置している
東名高速道路の厚木ICから約3.9キロメートル、圏央道の海老名ICから約5.1キロメートル。ボックスタイプで、1平方メートル当たりの床荷重1.5トン、梁下有効高5.5メートルを確保し、垂直搬送機や荷物EVも確保するなど、先進的な物流施設の標準的機能を備えている。

自家消費型の太陽光発電システムやLED照明などを採用し、8月にはBELS(建築物省エネルギー性能表示制度)で最高ランクの5つ星と「Nearly ZEB」を取得済み。

トラックバース脇にトラックドライバー用のトイレを設置するなど、働きやすい環境になるよう工夫を凝らしている。


荷物用EVや垂直搬送機


エントランスホールは木調で温かみのある雰囲気を創出、子ユニークなデザインの家具も配置


1階のトラックバース


バース脇にドライバー用トイレを設置


分かりやすいピクトグラムを設置

(藤原秀行)

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