埼玉・狭山のセンター、食品の通販需要拡大など対応
EC事業者の物流などを包括的に代行するいつもは7月30日、埼玉県狭山市に構えている物流拠点「狭山センター」で8月1日に食品専門倉庫を拡充すると発表した。
EC専用の冷凍・冷蔵スペースを5倍に広げる。新型コロナウイルスの感染拡大もあって食品のEC利用が増加し、贈答需要も伸びていることに対応する。
同センターは冷凍・冷蔵・定温の3温度帯で構成。5度の冷蔵庫は280坪、マイナス25度の冷凍庫は100坪を確保している。
いつもは昨年10月、インターネット販売事業を強化したい飲食店を対象に、東京都内の飲食店へ直接集荷・梱包し、受注から配送まで代行する「飲食店特化フルフィルメントサービス」を開始。東京都内の物流拠点に加え、狭山の拠点も体制を強化する。同サービスはケースとばらの両方の出荷に対応、ばらピッキングは月間20万点以上の出荷実績を持つ。
同社は併せて、EC物流に関するオンラインセミナーを8月11日の午後2時から開催する予定。参加は無料で先着40人。
埼玉・狭山のセンター
出荷実績の推移(いずれもいつも提供、写真も)
(藤原秀行)