Jリートの産業ファンド、神奈川・厚木の物流施設をオイシックス向け冷凍・冷蔵倉庫に建て替えへ

Jリートの産業ファンド、神奈川・厚木の物流施設をオイシックス向け冷凍・冷蔵倉庫に建て替えへ

延べ床面積2・3万平方メートル、23年9月末竣工予定

Jリートの産業ファンド投資法人の資産運用を担う三菱商事・ユービーエス・リアルティは8月12日、神奈川県厚木市の物流施設「IIF厚木ロジスティクスセンターⅢ」をオイシックス・ラ・大地専用の冷凍・冷蔵施設として再開発すると発表した。鈴与建設が参加する。

同施設は1981年10月に完成、2000年8月に増築した。本棟は地上3階建て、トータルの延べ床面積は1万6470平方メートル。2012年3月、産業ファンド投資法人のポートフォリオに組み入れた。

再開発後は地上4階建て、2万3369平方メートルに生まれ変わる。竣工は23年9月末を見込む。テナントは引き続き、東京ロジファクトリーが1棟借りした上で、オイシックス・ラ・大地に転貸する形を取る。東京ロジファクトリーは7月7日付で、15年間の定期建物賃貸借契約を締結した。

オイシックス・ラ・大地は3温度帯に対応可能な冷凍・冷蔵倉庫「ORD厚木冷凍ステーション」を新設する計画。同社としては神奈川県海老名市でこのほど完成したプロロジス開発の物流施設に導入する冷蔵倉庫「ORD海老名ステーション」(今年10月稼働予定)に続く拠点整備となる。

厚木の冷凍・冷蔵倉庫は約40億円を投資し、23年秋の稼働を計画しており、オイシックス・ラ・大地は今年3月より冷凍出荷能力を3倍に高められると見込む。


再開発後の物流施設の外観イメージ(オイシックス・ラ・大地決算説明資料より引用)

(藤原秀行)

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