コロナ禍の急拡大から反転
日本郵便が9月1日公表した7月の郵便物・荷物の引受物数によると、荷物のうち宅配の「ゆうパック」は前年同月比15・6%減の8706万6000個だった。前年の実績を割り込んだのは4カ月連続。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い「巣ごもり需要」が盛り上がった影響で利用が急速に伸びた反動が続いているようだ。
ゆうパックの中でも特に小型荷物に特化した「ゆうパケット」は26・8%減の3454万7000個と7カ月続いてマイナス。EC利用増加による取扱数の急拡大傾向からの落ち込みが際立っている。
郵便物はトータルで1・5%減の11億5377万5000個だった。
(藤原秀行)