機械化・自動化を加速、他の通販事業者向け物流も強化
住友商事傘下で物流事業を手掛ける住商グローバル・ロジスティクス(SGL)と千趣会は9月1日、両社の合弁会社でベルメゾンの物流業務を担うベルメゾンロジスコ(BML)に関し、発行済み株式の15・6%を千趣会からSGLへ8月30日付で譲渡したと発表した。これまでの出資比率はSGLが51%、千趣会が49%だった。
BMLは2012年8月創業。主にベルメゾンで取り扱う商品の管理・梱包・出荷業務を担当しており、岐阜県の可児市と美濃加茂市の2カ所で大規模物流センターを運営している。
SGLがBMLへ資本参加した17年以降のベルメゾンに関する物流で、新型コロナウイルス感染拡大による巣ごもり需要への対応や共同経営の実績を評価、今回の譲渡に至った。
今後 BMLを通じて両社が保有する経営資源、ノウハウ、知見をさらに活用し、新技術の導入や機械化・自動化の推進スピードを加速させて高度な物流を実現。ベルメゾンに加えて他の顧客向け物流サービスも強化する。
また、住友商事グループが持つ量子コンピュータなどの技術を活用し、物流センター内の各工程間の人員過不足を最小化するなど要員配置の最適化を進め、働きやすい職場作りにも取り組む。
※以下、プレスリリースより引用(一部、編集部で修正)
ベルメゾンロジスコ概要
商号 株式会社ベルメゾンロジスコ
本社所在地 岐阜県可児市塩河2232
代表者 代表取締役社長 犬山 直輝
事業内容 通信販売業界向け物流センターの企画・運営・管理
資本金 1億円
株主 SGL 66.6 パーセント 千趣会 33.4 パーセント (出資比率変更後)
設立 2012年8月
(ロジビズ・オンライン編集部)