測量の海外展開加速目指す
ドローン(小型無人機)の飛行管制システム開発などを手掛けるベンチャーのテラドローン(東京)は12月11日、オーストラリアで資源・インフラ分野向けにドローンなどのUAV(無人航空機)活用を手掛けるC4D Intel(インテル)を買収したと発表した。同社株式の過半数を取得、社名を「テラドローン・オーストラリア」に変更する。
握手するテラドローンとC4Dインテルの幹部(テラドローン提供)
テラドローンはドローンを用いた測量事業に力を入れている。C4Dインテルを傘下に収め、海外展開の加速を目指す。今回の買収で、テラドローンの海外拠点は南アフリカやインドネシア、英国などに続いて10社目となる。
C4Dインテルはドローンの遠隔操作や衛星などのデータ解析に強みを持つ。テラドローンが所有している、鉱山の地下坑道を測量したり石油のパイプを点検したりする技術と連携させ、サービス内容を広げたい考え。
(藤原秀行)