最小限の投資で導入可能に。今後は他のOSカバーも
物流や製造の現場で使用する端末などを手掛ける日本ハネウェルは10月12日、現場作業を音声で効率化する「Honeywell Voice」から、Android端末をサポートする「Honeywell Voice for Android」をリリースすると発表した。
長年、物流配送センターや倉庫のピッキング業務は紙の伝票を見ながらカートやバスケットに商品を入れることが行われてきたが、ハネウェルは専用モバイル端末を通じ、音声で作業指示を行うことにより業務のハンズフリー・アイズフリーを実現してきた。
今回発売する「Honeywell Voice for Android」は専用端末だけではなく、各種Androidモバイル端末でも動作する。写真撮影・画面表示を行えるAndroid端末により、製造・流通・点検などの各種現場で活用の幅が広がると見込む。
また、既にAndroid端末を導入している現場では、新たな端末の購入は不要となり最小限の投資で導入が可能。
同製品は音声ガイドによるワークフローで現場作業を行うことにより、作業の生産性や精度、収益性を高めながら、作業員に安全かつ効率的な作業環境を提供。入荷、格納、補充、ピッキングや循環棚卸しといった現場作業全体で詳細に設定できるようにしており、ハンズフリー&アイズフリーな作業環境と、最小化された作業ステップにより業務効率を最大限に高めることを可能にしている。
同社はAndroidに限らず、今後は他のOSサポートを拡大し、マルチデバイスサポートを進めていく方針。
【Guided Work ソリューション 製品特長】
●生産性を最大35%改善• ピッキングミスが50%以上削減
●99.99%の作業精度を実現
●離職率が30%以上削減
●従業員の安全性をおよそ20%向上
●新入社員のトレーニング時間を最大50%短縮
●母国語による業務対応(現在40言語以上に対応)
配送センターや倉庫での業務
小売店舗でのインストアピッキング
産業機器の保守点検
(画像は日本ハネウェル提供)
(ロジビズ・オンライン編集部)