警察庁が道交法改正の試案公表、来年の通常国会提出目指す
警察庁は12月20日、自動運転に関する規定を初めて盛り込んだ道路交通法改正の試案をまとめた。一定の条件下でシステムが運転し、条件から外れたら人間に代わる「レベル3」の状態を想定。
何か起きた際はすぐに手動運転へ切り替えられることを条件として、自動運転中に搭乗しているドライバーがスマートフォンを操作したり、カーナビゲーションシステムやテレビの画面を注視したりすることを認める。読書や食事も可能とするが、飲酒と睡眠は認めない。
警察庁は今月25日から試案のパブリックコメントを実施して意見を募集した上で、来年の通常国会に道交法改正案を提出したい考え。
(藤原秀行)