高精度で迅速なピッキング可能、初年度10台導入目指す
物流ロボット開発などを手掛けるベンチャーのGROUND(東京)は12月25日、米ソフトロボティクスと同社の高性能ロボットシステム「SuperPick(スーパーピック)」を日本で初めて扱う販売パートナー契約を正式に締結したと発表した。
「SuperPick」(GROUND提供)
柔らかい物でも人の手のように高い精度とスピードでピッキングできるのが特徴。米国では食品や自動車部品の製造拠点などで導入実績があるという。システムはロボットのほか、物の形状を正確に把握するカメラなどで構成している。GROUNDは来年1月に提供を開始し、初年度に10台の導入実現を目指す。
システムは物をつかむために必要な情報を自律的に蓄積、学習し、適切な力を覚えることでピッキング作業の生産性を高める仕組み。ロボットのハンド部分はマイナス10度から65度までの耐熱性を備えている。
(藤原秀行)