2.6万㎡、24年2月稼働開始見込む
上組は12月15日、大阪市住之江区の南港地区で、「南港R倉庫」を建て替えると発表した。
同社は大阪府の南港、泉大津、りんくうの3地区に定温倉庫を展開。このうち南港地区は近年、食品・穀物などの取り扱いが非常に伸び、今後も需要拡大が見込まれるのに対応する。
地上5階建ての鉄筋コンクリート造で、延べ床面積は2万5618平方メートル。5~15度の定温空調設備(1万6446平方メートル)やLED照明、屋上太陽光自家発電パネル、垂直搬送機3基、貨物用エレベーター1基を備える。2022年1月に着工し、24年2月の稼働開始を見込む。
南港R倉庫は大阪港の中核に位置し、主要コンテナターミナルや阪神高速道路湾岸線のインターチェンジに近接。建て替えで倉庫能力を拡充し、現在3地区に分散保管している貨物オペレーションの合理化を推進する。太陽光パネルで施設内の使用電力の一部を賄う構想。
完成イメージ(上組プレスリリースより引用)
(藤原秀行)