日立オートサービスの株式40%譲渡など自動車関連で連携強化
日立物流と日立キャピタルは12月27日、物流・金融を軸としたシナジー創出とイノベーション実現に向け業務提携契約を締結したと発表した。
また自動車関連事業での連携強化を目的として、2019年2月1日に日立物流の全額出資子会社である日立オートサービスの発行済み株式40%を日立キャピタルへ譲渡する予定。両社は3月に今件に関して基本合意を取り交わしていた。
業務提携では「金流×商流×物流×情流」による事業・業界を超えた協創領域の拡大を主眼に置く。具体的には日立キャピタルオートリースが実証実験を行っている「スマート安全運行管理システム(SSCV)」で、車両のリース・保険・整備・共同調達機能を付加したトータルソリューションパッケージの提供などさまざまな施策を推進していく。
日立オートサービス株の一部譲渡では、日立キャピタルが世界展開する自動車向けファイナンス・メンテナンス・保険などの各種サービスを組み合わせたビークルソリューション事業と日立物流の自動車関連事業(車両の販売・リース・整備など)でビジネス拡大を図るのが狙い。
(鳥羽俊一)