有識者会議が初会合、深刻な老朽化に対応
首都高速道路の老朽化への対応などを検討する「首都高速道路の大規模更新・修繕及び機能強化に関する技術検討委員会」(委員長・前川宏一横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院教授)は12月22日、東京都内の首都高速道路会社本社で初会合を開催した。
今後も首都高の機能を維持していくため、新たに大規模更新・修繕を施す箇所の選定や工事手法、工事の工程などに関し、2022年春をめどに意見を取りまとめることを確認した。
首都高は開通から50年を超えた路線が全体の2割に達し、2040年には6割強に届く見通し。老朽化が深刻になっている上、補修を繰り返しても構造物の強度などの性能が十分回復しないといった新たな課題も出ており、抜本的な対策が急務となっている。
(藤原秀行)