ボルテックスセイグンと群馬大、日本モビリティが成功、実用化へ
群馬を地盤とする物流企業のボルテックスセイグン(群馬県安中市)は2月21日、群馬大学と共同で日本初の完全無人トラックによる場内搬送の実証実験を行い、成功したと発表した。
実験は経済産業省の令和2、3年度商業・サービス競争力強化連携支援事業に採択。同社と群馬大に、同大学発のスタートアップ企業、日本モビリティ(前橋市)が参加して進めている。
安中市内でボルテックスセイグンが構えている物流センターで2月19日、群馬大と日本モビリティが開発した自動運転技術を搭載した4トントラック2台を使用。センター内を往復約1キロメートル、時速約10キロメートルで走行した。障害物を検知するセンサーなどを取り付け、緊急時に外からトラックを止められるシステムも利用。トラブルなく無事に走り終えた。
ボルテックスセイグンは無人走行システムを外販することを目指している。
実験に投入したトラック(ボルテックスセイグンホームページより引用)
(藤原秀行)