SGリアルティ、所有物件の舗装改修に廃PETボトル利用アスファルト改質剤を採用

SGリアルティ、所有物件の舗装改修に廃PETボトル利用アスファルト改質剤を採用

日本道路開発、第1弾は佐川の桐生営業所

SGリアルティは3月14日、所有物件の舗装改修に日本道路が開発した工法「スーパーPETアスコン」を導入したと発表した。第1弾として、群馬県桐生市の「佐川急便 桐生営業所」で施工を完了した。


舗装工事が完了した「佐川急便 桐生営業所」

「スーパーPETアスコン」は廃PETボトルから生成されたアスファルト改質剤「ニュートラック5000」(花王)を混合した環境性・耐久性に優れた舗装工法で、改修・補修頻度の低減によるコスト削減と廃PETボトル活用による環境負荷低減を同時に実現できるのが強み。

舗装改修工事を実施した同営業所は約1万5000本分の廃PETボトルをリサイクルした計算となる。

SGリアルティは今後も物件開発・改修工事に「スーパーPETアスコン」をはじめとした環境配慮型工法を積極的に導入していく予定。

※以下、プレスリリースより引用(一部、編集部で修正)

スーパーPETアスコンの概要


・廃PETボトルを使用することで PETボトル自体の廃棄量を削減(舗装100㎡当たり約2200本)
・花王の独自化学反応技術を使い、廃PETボトルを高耐久性アスファルト改質剤にポジティブリサイクル
・耐久性に優れ、路面削れによる摩耗アスファルト粉の発生を抑制し、舗装改修・補修頻度を低減
(特に、重量車両が通行する公共道路や物流施設などのわだち掘れ対策が必要な個所に最適)
・従来の舗装と比較してより黒く、白線等の確認が容易で安全性が向上
・従来の高耐久型舗装である半たわみ性舗装と比較して生成時のCO2排出量を約30%低減
(半たわみ性舗装:28.323kg-CO2/m2、スーパーPETアスコン:20.012kg-CO2/m2)
・改質Ⅱ型アスファルトと同等の工期で導入可能(半たわみ性舗装の6分の1)

(画像はSGリアルティ提供)
(ロジビズ・オンライン編集部)

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