型式指定取り消し、3月25日に会社側から意見聴取
国土交通省は、日野自動車がエンジンの排出ガスや燃費に関するデータを不正に改ざん、国交省に提出していた問題を受け、道路運送車両法に基づき、当該のエンジンや車両の型式指定や燃費の評価を取り消す方針を固めた。
3月25日に日野などから処分に関する意見を聴取した上で、最終判断する。実際に取り消されれば、初めてとなる。
型式指定が取り消されれば、当該エンジンを搭載したトラックやバスは生産が困難になる。日野がエンジンを提供しているトヨタ自動車やいすゞ自動車の車両に関しても、型式指定の取り消し対象となる見込み。
日野は3月4日、中型と大型エンジンの計3種類に不正行為があったと発表。国交省が同社に立ち入り検査を実施、不正行為を確認した。
(藤原秀行)