ワンピースなどの衣類配送ニーズに対応
日本郵便と楽天グループは3月25日、楽天が運営しているフリーマーケット(フリマ)アプリ「ラクマ」に関し、売れた商品の新たな配送サービス「かんたんラクマパック(日本郵便)」で3月28日から「ゆうパケットプラス」の提供を始めると発表した。
ゆうパケットプラスは長さ24センチメートル、幅17センチメートル、厚さ7センチメートルの専用箱を使い、2キログラムまでの商品を郵便局やローソンから全国一律の料金で配送できる。これまではメルカリの配送サービス「ゆうゆうメルカリ便」限定で提供してきたが、ラクマでも取り扱うことにした。
出品者がラクマで商品の出品手続きをする際、発送方法の選択項目で「かんたんラクマパック(日本郵便)」の「ゆうパケットプラス」を選択すると使える。
ラクマはファッション関連カテゴリの取引数が最も多く、特に軽衣料と重衣料の中間に当たるワンピースなどの衣類の取引が春から夏にかけて活発になるという。こうした衣類はTシャツなどの軽衣料品と比べて梱包の際に厚みがある一方、コートなどの重衣料ほど体積がないため、既存の配送サービスに当てはめると「ゆうパケット」では小さく、「ゆうパック」では大き過ぎるという課題があった。
ユーザーから軽衣料と重衣料の中間に対応する配送方法を要望する声が多く寄せられていたのを考慮した。配送料金は全国一律で380円。専用箱は65円(いずれも税込み)。
ゆうパケットプラスの専用箱(プレスリリースより引用)
(藤原秀行)