上新電機、大阪・茨木の新センター稼働でEC出荷能力2倍と想定

上新電機、大阪・茨木の新センター稼働でEC出荷能力2倍と想定

三井倉庫ロジと連携、総在庫金額と輸送車両は1割削減見込む

上新電機は5月6日、2022年3月期連結決算の説明資料を開示した。

この中で、三井倉庫ロジスティクスと連携して進めている、大阪府茨木市の新たな物流拠点「関西茨木物流センター」開設プロジェクトの進捗状況を説明。TC(通過型)とDC(在庫型)の機能に関しては2月に旧来の2センターからの移管・統合が完了したことを明らかにした。

残るECの機能については、4月にテスト稼働をスタート。本格稼働への移行を目指して準備を進めている。

新拠点は三菱地所と阪急阪神不動産が共同開発した地上5階建て、延べ床面積約11万6000平方メートルの物流施設「ロジスタ・ロジクロス茨木彩都A棟」に入居。三井倉庫ロジスティクスが1棟借りした上で、上新電機の物流業務を担う。

上新電機は新拠点の稼働で保有アイテム数が2センター運営時より2割、EC出荷能力は2倍に高められると想定。拠点配置の最適化などで総在庫金額と輸送車両はそれぞれ1割削減できるとみている。


新拠点が入る「ロジスタ・ロジクロス茨木彩都A棟」の外観(上新電機プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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