海外拠点でレイアウト提案にも使いやすく
ソフトウエアメーカーのメガソフトは6月21日、躯体を入力し、マテハン機器をマウスドラッグで配置すれば容易に倉庫レイアウト図を作成、倉庫内外のイメージ確認ができる「物流倉庫3D」に関し、ウィンドウズの設定言語から自動的に英語表記に切り替わる機能を搭載した新しいバージョンを6月22日に発売すると発表した。
海外拠点で英語版ウィンドウズを使っている人や日本企業に所属している外国の人も3DCGを駆使したプレゼンテーションや打ち合わせができる環境を提供。グローバルに活動している関係者が同じソフト、同じデータでやり取りできるようになる。
同社は海外拠点での倉庫レイアウト提案にも使いやすくなるとメリットを強調している。
英語表記対応のイメージ(メガソフト提供)
新バージョンはこのほか、クリックした順にパーツに「文字列+連番」を付加する機能などを追加。パーツにロケーション番号を付ければ、データベース連携機能でWMS(倉庫管理システム)からの情報をパーツにひも付けられるようになるという。
価格は「クラウドライセンス/スターターキット」が33万円、「クラウドライセンス/更新ポイント365日」が19万8000円(価格はいずれも標準価格・税込み)
物流倉庫3Dは2020年4月の販売開始からこれまでに倉庫・物流・製造関連の企業に導入されてきた。今後は英語表記バージョンを武器に、グローバルに販売していくことを目指す。
(藤原秀行)