円安で日本製品に割安感出ていることなど受け、対応を強化
オープンロジは7月20日、越境ECを手掛ける事業者向けに、常温商品の賞味期限管理ができる機能の提供を開始したと発表した。
同社の物流包括支援サービスを利用している事業者は新機能を利用することで、越境ECでもユーザー向けのポータル管理画面上で常温商品の賞味期限を設定、期間内の出庫を指示することが可能になった。
オープンロジは2021年11月、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うEC利用増加を受け、賞味期限管理と温度帯(常温、定温、冷蔵、冷凍)の指定・管理をユーザーポータルの管理画面上で一元管理できる機能を始めた。EC事業者の「食品などの賞味期限管理・温度帯管理が必要な商品を一元管理したい。在庫管理・出庫指示を省人化したい」とのニーズに対応してきた。
しかし、昨今の円安の影響で日本製品に割安感が出てきていることや、緑茶や酒類、菓子類や調味料といった食品類の輸出がコロナ渦中でも順調に伸びていることで、EC事業者から「越境ECでも賞味期限管理機能を使って食品の在庫管理・出庫指示を一元管理したい」といった要望が多く寄せられるようになったため、機能の強化に踏み切った。
(藤原秀行)