ウエアラブル端末経由で現場作業の支援強化
ドイツのリモート接続サービス大手TeamViewer(チームビューワー)は8月10日、現場作業員向けのウエアラブル端末を手掛けるRealWear(リアルウェア)とのパートナーシップを拡大し、リアルウェアが新たに発表した、現場に導入している複数の同社製デバイス全体を簡単に制御・管理できるソフトウェア「RealWear Cloud(リアルウェアクラウド)」 に、標準機能としてチームビューワーのリモート接続サービスを統合したと発表した。
リアルウェアクラウドとチームビューワーのリモート接続サービスを組み合わせることで、リアルウェアのデバイス全体を使い、現場作業を遠隔で制御、管理、分析する精度がより高められると想定。リアルウェアのデバイスの生産性を向上させ、現場のトラブルシューティング対応の時間短縮も可能になるとみている。
チームビューワーはリアルウェアの端末による画面共有などとデータ通信で音声を扱う「VoIP」による通話を組み合わせれば、現場で担当者がスタッフを直接サポートしているのと同様の作業効率が遠隔で実現できると期待している。
(藤原秀行)