「EAZY」などもプラス維持
ヤマト運輸が9月6日公表した8月の小口貨物取扱実績によると、宅急便全体で前年同月比7.2%増の1億8920万43355個となった。2020年2月以来、31カ月連続で前年同月実績を上回った。
新型コロナウイルスの感染拡大や生活様式の変化に伴うEC利用の普及が持続的な成長につながっている。
内訳は、住戸のポストに入る小型の「ネコポス」が16.1%増の3462万4546個。3カ月続けて2桁の伸びを記録した。15年の取り扱い開始以降、利用拡大が継続し、宅配全体の伸びをリードしている。
宅急便と宅急便コンパクト、非対面の受け取りが可能なEC向け新サービス「EAZY」の合計も5.4%増の1億5457万9789個で、2カ月続けてのプラス。
企業がメーンのクロネコDM便は0.1%減の6270万8387冊と、宅配とは対照的に不振が目立っている。
(藤原秀行)