SkyDrive、シリーズCラウンドで三菱UFJ銀行など13社から総額96億円を調達

SkyDrive、シリーズCラウンドで三菱UFJ銀行など13社から総額96億円を調達

空飛ぶクルマと物流ドローンの開発加速

「空飛ぶクルマ」と物流ドローンの開発を手掛けるSkyDriveは9月26日、三菱UFJ銀行など13社を引き受け先とした第三者割当増資と銀行からの融資で、シリーズCラウンド(経営安定期)で総額96億円の資金調達を実施したと発表した。累計では約147億円に達した。


資金調達に応じた各社(SkyDrive提供)

シリーズCの資金調達引き受け先は以下の通り。

SCSK、関西電力、近鉄グループホールディングス、スズキ、損害保険ジャパン、東京海上ホールディングス、豊田鉃工、日本化薬、日本発条、ペガサス・テック・ベンチャーズ、三井住友信託銀行、三菱UFJ銀行、りそなグループ

SkyDriveは現在、2025年の大阪・関西万博開催時に、大阪ベイエリアでのエアタクシーサービスの実現を目指し、空飛ぶクルマの2人乗り機体「SkyDrive式SD-05型」(「SD-05」)の開発を進めている。物流ドローンは2021年6月に愛知県豊田市とドローン活用・社会実装促進に向けた協定の締結、同11月には日本で初めて国内ドローンメーカーとして航空・宇宙及び防衛分野の品質マネジメントシステム「JIS Q 9100:2016」認証を取得。今年8月には電力会社における導入開始と、安心、安全な製品の開発と社会実装を図っている。

資金調達で事業基盤、経営基盤を強化し、空飛ぶクルマと物流ドローンの開発促進を図る。

(藤原秀行)

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