新会社設立、現場業務のDXと船員の働き方改革に貢献目指す
商船三井は11月2日、企業向けのクラウド型船質管理アプリの提供を開始したと発表した。
サービスを手掛ける全額出資子会社カタフリを設立した。船舶運航時の船上業務デジタル化のニーズを受け、DXや船員の働き方改革に寄与するサービスを提供し、海運全体を活性化させたい考え。アプリは販売代理店に商船三井テクノトレードを起用している。
アプリはこれまで船ごとや担当者ごとに差が生じやすかった船舶運航時の船上業務を効率化するため、業務内容と手順をアプリに登録できるようにしたほか、作業後の報告もアプリ上で済ませることを可能にしている。船員の業務負荷を軽減するとともに、抜け漏れやばらつきの防止、業務の効率化、データ上でのノウハウの蓄積・引き継ぎ、フォローアップを可能にする。
アプリは通信環境の整わない船上でも、事前にスマートフォンなどの端末に必要なデータを読み込んでおくことで、通信が途絶えても継続して利用できるようにしている。
【カタフリアプリで行える内容】
社名に採用した「かたふり」は日本の船員同士で使われる言葉で、船員同士が身振り手振りも交えながら経験や知識を語り合うことを指す。海事産業に関係する全てのステークホルダーが適切に知見やノウハウを共有してバリューチェーン全体が活性化されることで、船舶運航を安全で快適にしたいという創業者の強い想いを込めている。
【カタフリ社 概要】
| 会社名 | 株式会社カタフリ |
|---|---|
| 所在地 | 東京都港区虎ノ門1-17-1 虎の門ヒルズビジネスタワー 4階 |
| 代表者 | 住田 勇武 |
| 設立時期 | 2022年7月 |
| 事業内容 | 船舶の運航現場の業務をデジタルの力で効率化するサービスの提供 |
| 株主 | 当社100%出資 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| ホームページ | https://www.katafuri.com/company |
| 問い合わせ先 | 代表 住田 勇武 Email：info.katafuri@molgroup.com isamu-sumida.katafuri@molgroup.com |
| ロゴマーク |  |
（藤原秀行）※いずれもプレスリリースより引用
