1カ月から設定開始、参入のハードル下げる狙い
車両ローンの与信管理支援などを手掛けるスタートアップのGlobal Mobility Service(GMS)は11月9日、未経験者でも1カ月から始められる軽バン短期リースサービス「おためしリースル」を、デリバリーサービス「Wolt(ウォルト)」を手掛けるフィンランドのWoltの日本法人Wolt Japanの配達パートナー向けに同日スタートしたと発表した。
「おためしリースル」は、GMSとレンタカーやカーリースなどを展開しているガッツ・ジャパン()が連携して実施する、軽バンリース業界初の短期リース。今年3月に提供を開始し、初めて軽配送業に就く人を中心に申し込みが寄せられている。
(GMS提供)
新型コロナウイルスの感染拡大で料理などのデリバリーの需要が高まっている。しかし、配送業務に使う軽バン車両のリース契約期間は一般的に3~4年と長いことなどから、開業のハードルが高いのが実状。短期利用が可能なレンタルサービスは料金が高い上、金融機関による与信審査の現状から、長期間の車両所有やリース自体が利用できないという課題が顕在化していた。
そうした状況を受け、両社はニーズの高さに対応するため、「おためしリースル」を開始。好評を博しているため、第2弾として、Woltの配送パートナー様向けにサービスを提供することにした。
(藤原秀行)