商船三井系CVCのMOL PLUS、アフリカで物流のマッチングシステム展開するSendyに出資へ

商船三井ロジと倉庫共同運営を検討

商船三井グループでスタートアップ投資を担うCVC（コーポレートベンチャーキャピタル）のMOL PLUSは11月9日、荷物と運び手を仲介するマッチングシステムを運営しているアフリカ・ケニアのスタートアップSendy（センディ）に出資することを決めたと発表した。

アフリカのスタートアップへ投資するのは初めて。具体的な出資額は開示していない。

Sendyはケニアを中心とするアフリカ地域で物流の担い手と荷主をつなぐプラットフォームを運営。消費財メーカーやeコマース業者などの配送ニーズと、登録しているバイクやトラックを保有する個人配送業者をつなぎ、荷主と配送業者間の配送ルートや価格などの交渉を簡素化することで、物流の効率化とコスト削減に貢献することを目指している。

MOL PLUSは、Sendyの提供する物流プラットフォームが、経済発展と人口増加を背景に物流需要が飛躍的に拡大するアフリカの物流サービス改善に大きく寄与すると期待、投資を決定した。

今後は商船三井グループの商船三井ロジスティクスとSendyによるアフリカでの物流倉庫の共同運営を検討するなど、Sendyとともにアフリカ物流のサービスレベル向上を後押ししていきたい考え。

出資先概要

Sendyの物流デジタルプラットフォーム

（MOL PLUS提供）

（藤原秀行）