収益悪化や景気減速懸念で体制見直し、コスト削減図る
米料理・食料品宅配大手のDoorDash(ドアダッシュ)は11月30日、約1250人を削減すると発表した。複数の米メディア報道によれば、社員全体の約6%に相当するという。
新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的流行)を受け、「巣ごもり需要」が伸びたのに伴って宅配サービス利用が増え、社員の採用を強化してきたが、収益の悪化や世界的な景気減速の懸念が広まっていることを考慮。経営体制を見直し、コスト抑制を図る。
同社は日本では、買収した同業の「Wolt(ウォルト)」ブランドでサービスを展開している。削減の対象は米国のほか、日本なども含まれる可能性がある。
ドアダッシュにはソフトバンクグループが出資している。
(藤原秀行)※写真はドアダッシュ日本法人提供